かんらん舎「ひとこと」の日記

2001年3月から2020年2月までの19年間に行われた130回の展示案内「ひとこと」を毎日更新していきます。

かんらん舎の葉書【26】  IMI KNOEBEL "瞑想 MEDITATION"  1984年7月~8月

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クネーベルの日本初個展。展覧会タイトルを届けにきたのはドイツ在住の現代美術家、竹岡雄二。一枚の紙切れには「瞑想」と書かれていました。

クネーベルからの指示は、画廊内に斜めの壁を作ること、好きなように展示をするようにとのことでした。届いた絵は4点。大谷氏は2点を二週間で架け替える方法をとりましたが、後に1点づつ4回架け替えるべきだったと回想します。後にクネーベル本人にそうすべきだったと言われたそうです。
彼がいうには《BETRACHTUNG》は、フリードリッヒの絵の中の男が風景を見ているようなものだとのこと。つまり目をつぶった「瞑想」ではなく、目をしっかり開け眼前の作品を見て思う《観想》という意味でした。

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オープニングでの大谷芳久とみね子夫人