かんらん舎「ひとこと」の日記

2001年3月から2020年2月までの19年間に行われた130回の展示案内「ひとこと」を毎日更新していきます。

かんらん舎の葉書【48】Hanne Darboven -für Walter Mehring- 1989年5月~6月

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1896 - 1981.10.3
ドイツのシャンソン作家。
ベルリン生まれ。
表現主義から出発し、第一次大戦後、新発足したキャバレーの演目のためシャンソンを作詞し、新時代の痛烈なダダ・ソングの旗手となる。以後、グレーセンワーンなどベルリンの代表的なキャバレーのために「船乗りのコラール」などヒット曲を書くが、やがて政治的風刺性・攻撃性を強める。1934年ナチスの手を逃れ、フランスを経てアメリカに亡命し、’58年チューリヒに移住、風刺的政治詩や小唄を書き、市民的倫理を攻撃する。他の作品に「異端者の祈祷」(’21年)、「ベルリンの商人」(’29年)など。


作家ウォルター·メーリングの肖像 – (George Grosz) 1925年作

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